ーーナチュラルローソンの成り立ちについて聞かせてください。

私たちナチュラルローソンは今年16周年を迎えました。1号店のオープンは2001年、場所は自由が丘。当時はまだ、現在のように“オーガニック志向の暮らし”が市民権を得ていない時代だったと聞いています。そんな状況の中、“新しいコンビニエンスストア”をテーマに、女性をターゲットにし、オープンしたのがナチュラルローソンの始まりです。

カラダにやさしい商品を揃え、毎日の健康をサポートしたい。この想いは当時も今も変わらず持ちつづけています。ナチュラルローソンでしか手に入らない“こだわり”と“価値”とは？ お客様に親しみやすさを感じていただくには？ 私たちは毎日、こんなことを考えています。

健康を考えた低カロリーのお弁当やおにぎり、女性にうれしい野菜たっぷりのお惣菜、彩り豊かなサンドイッチ、素材にこだわったオリジナルのデザート、淹れたてのコーヒー。そして、焼きたてのインストアベーカリー。こんな風に、食を提供するお店として原材料から調理方法まで、すべてにこだわりを持っているんです。日用品についても左に同じ。100％天然植物原料のもの、国産原料や無添加のものを多く取り揃えています。例えば、せっけんや洗剤。“ナチュラルな暮らし”をテーマに、できる限り環境に配慮したものをラインナップしています。「毎日だから大切に。」こんなコンセプトを掲げているからこそ、お客様視点のものづくりに尽力させていただいています。

ーーナチュラルローソンに入ると、ほかのコンビニでは感じづらい“温かみ”を感じます。食と同じようにこだわりがありそうですね。

そう言っていただけると嬉しいです（笑）。居心地よく、快適に買い物していただきたいという想いから、じつは店舗設計にもコンセプトがあるんです。ローソンやほかのコンビニさんと比べて、店内にゆとりがあると感じてもらえていたら幸いです。すべての人と地域に開かれたお店になるべく、ベビーカーや車椅子でも通りやすい通路の幅にしているんですよ。ほかにも、温かみのある照明だったり穏やかな音楽だったり、癒しの空間を目指してさまざまな演出を心がけています。ご来店された際、改めて注目してみてください（笑）

“らしさ”でいえば、店舗ごとに個性があるところも挙げられるかもしれません。店舗の地の利に合わせ、店内に調剤薬局があって処方箋を受け付けているお店があったり、ホスピタルローソンという名で病院の中にあるお店もあるんですよ。お客様のニーズや地域の特性を考慮した店舗づくりは今後いっそう増えていくと思います。ご期待ください。

ーーBAUSオフィシャルパートナーとして参画くださり、ありがとうございます。私たちのどんなところに可能性を感じていただけましたか？

BAUSさんにはさまざまな領域でご活躍しているクリエイターの方が登録されているとお聞きしています。そんな皆さんと繋がることで、これまでにない“らしさ”を提案できるのでは？ と思っています。すでにお話してきたとおり、ナチュラルローソンはふらっと入れるカフェのような場所になることを目指しているので、いわゆるな広告みたいなものがないんです。ですゆえ、店内でのお客様とのコミュニケーションの中心はイーゼルです。シーズンのおすすめ商品や定番商品、また毎日店内で作る焼きたてパンについての紹介も、手書きの店頭ポップやイーゼルで紹介しているんです。

イーゼルとはいわば、お店の顔。そこで今回、BAUSさんにはインストアベーカリーを紹介する際に使うイーゼルに華を添えてくれるようなクリエイターの募集をお願いすることにしました。私事で恐縮ですが、じつは私自身も美大出身。やわらかな感性をもった方々とご一緒することで、新たなナチュラルローソンらしさを表現できればと思っています。このプロジェクトでの出会いをとおし、クリエイターの皆さんにとっても実り多き時間を過ごしてもらえたら幸いです。私たちナチュラルローソンと一緒に、ワクワクするような作品を創りましょう。