Solare Hotels and Resorts Co., Ltd.
雨庵 金沢
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社は、ロワジールホテルやチサンホテル等、全国で特徴の異なる複数のホテルブランドを運営しています。2015年6月よりソラーレ ホテルズ アンド リゾーツのホテルブランディングをお手伝いするにあたり、新ホテルの企画・コンセプト開発から、ホテルの内装・設計、料飲のメニューも含めたサービスの企画・開発、ロゴ・ユニフォーム・アメニティ・WEBサイト・広告等の制作物の企画・アートディレクションやデザインを全面的にお手伝いしています。
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツとのホテルブランディングプロジェクトは、既存のホテルブランドの整理から始まり、新規ホテルの出店計画を踏まえて新しいホテルブランドを生み出すにあたり、「旅行とは何か?」「ホテルの概念とは何か?」という原点に立ち返り、既存のホテルの枠組みに囚われない、新しい宿泊体験を提供できることを目指しています。その土地とホテルの関係性、宿泊客とホテルの関係性を見つめ直し、客室や共用部のあり方から、ホテル内の動線、アメニティや部屋着のひとつひとつに至るまで議論を重ね、複数のホテルブランドの開発を進めています。
その中でも「雨庵 金沢」は同社の最上級クラスのホテルのひとつとして、全国共通で画一的なホテルを展開するホテルチェーンの形ではなく、出店地である金沢の土地の特性や魅力を生かした、独自のコンセプトを持ったホテルとしてデザインしたホテルです。
新しいホテルを計画する際、その出店地の特性を深く知ることは重要ですが、特にこのホテルについては、全国展開している他のホテルブランドとは異なり、出店地である金沢をていねいに深掘りする作業が必要でした。セイタロウデザインは、金沢市内にタイポグラフィを軸にした古書店&ギャラリー「serif s」や支社(セイタロウデザイン金沢)を構えていることもあり、金沢の地には特に思い入れがあります。
金沢は、江戸時代に加賀百万石の城下町として栄え、第二次世界大戦の空襲を逃れたことで残った、古き良き時代を彷彿とさせる街並み、日本三名園のひとつとして知られる兼六園、風情溢れるひがし茶屋街、2004年にオープンした金沢21世紀美術館を中心とした豊かなアートスポットなど、観光資源が豊富なことに加え、2015年に開通した北陸新幹線の影響もあり、国内外から多くの観光客が集まる街です。そんな魅力的な金沢の地にオープンする新しいホテルは、どのような名を持ち、どのようなコンセプトを軸に設計すべきか?金そこで、私たちが着目したのはこの土地の天候と文化の関係性でした。
今まで知らなかった本当に美しい金沢に出会うために、2017年12月にオープンした「雨庵 金沢」にぜひお越しください。
CREDIT
- Creative Director :
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Seitaro Yamazaki (seitaro design)
- Art Director :
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Seitaro Yamazaki (seitaro design)
- Producer :
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Asuka Kobayashi (seitaro design)
- Copywriter :
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Tsuyoshi Harada(seitaro design)
- Designer :
- Interior Design :
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Satoshi Miyakawa(seitaro design kanazawa)
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