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革新のために壊して創る。デザイナーを尊ぶ、「DeNAの新戦略」

DeNA

1999年の創業以来、新しい価値の提供に挑戦し続けるDeNA。現在、事業領域は多岐にわたり、ゲームを主力事業としつつも、eコマース、エンターテインメント領域のインターネットサービス、カーシェアサービスやタクシー配車アプリ、ヘルスケア、スポーツなど、さまざまな領域に進出している。「DeNAでは、デザイナーがサービスのプロダクトオーナーの役割を担います。デザインの捉え方が多様化している昨今、デザイナーが担う領域は広がりをみせています」。こう話すのはDeNAデザイン戦略部・部長の上田龍門さん(写真・中央)。同戦略部の誕生は2014年。デザインがサービスをスケールさせる手段と位置づけるDeNAでは、開発やプロジェクトの初期段階からデザイナーが入り、「ユーザー視点でプロトタイピングや実装を行ないます」(同戦略部 グループリーダー兼UXデザイナーの眞崎達也さん(同・左)。こんな話を受け、デザイナーの中江亮さん(同・中右)と竹尾太一朗さん(同・右)も「事業部間を横断できるところも魅力」と、口を揃える。クリエイティブマネジメントディレクターの渡辺義久さん(同・中左)も、「革新のために壊して創る。こんな言葉に共鳴できるデザイナーさんと一緒に働けたら幸いです」と続ける。本稿ではDeNAデザイン戦略部を舞台とした“新しい働き方”に迫った。 [Sponsored by 株式会社ディー・エヌ・エー]

ーーDeNAデザイン戦略部の社内での位置付けについてお聞かせください。

上田さん:皆さんご存じのように、私たちが暮らす現代は、技術革新や社会のあり方の変化、消費行動の成熟などに伴い、デザインそのものの役割や捉え方が多様化しています。この状況は見方を変えると、技術や機能による差別化だけでは勝負しづらくなったことを意味します。ビジネスのスケールに主軸を置くDeNAでは、元来、サービスやプロダクトに紐づくデザインについて重要視はしていたものの、社内全体にそのマインドが浸透していたかといえば、そうとは言い切れませんでした。デザイン戦略部を新設したことで、改めてデザイナーにフォーカスが当たり、ビジネスをスケールするための“大きな鍵”としてデザインが位置づけられたと思います。

眞崎さん:事業横断型のデザイン専門集団。社員みなの認識としては、こんな表現がしっくりくるかもしれませんね。デザイナーが企画段階から深くコミットするようになったことで、「利用者が望んでいる経験とは?」「どんなデザインだとターゲット層に有効的に刺さるのか?」といった風に、クリエイティブとビジネス側の視点を掛け合わせ、ものづくりができる環境が整った気がします。

竹尾さん:デザイナーとして働いていて、クリエイターを尊ぶ風土は感じます。今、仕事のひとつとして自動運転事業に関わっているんですが、ブランディング領域のアイデア出しをしたりプロモーションツールを作ったり、自動運転状況をモニタリングするUI/UXの設計をしたりといった風に、事業の根幹に関わる部分も任されています。

中江さん:一般的にみると、とくに受注する側にいるデザイナーの場合、言われたものを形にすることに主眼が置かれがちですが、DeNAではプロジェクトの核になるようなところまでガッツリ任される。プロジェクトにはクリエイティブ領域の人だけでなく、例えばマーケティングを長く経験してきたようなビズ系のスペシャリストもいるので、それはもう刺激的。身近に優秀なエンジニアさんがたくさんいるので、「こういうデザインでこういうことがやりたい」と話したら、だいたい実装してくれます。きちんと体系立てながらデザインを組んでいけるタイプのほうが、うちの会社には向いてると思いますね。

竹尾さん:もともと、受託系のデザインプロダクションにいたんですが、中江さんが言うように、プロジェクトの初めのほうからデザイナーが入るので、オリエンを考える時点から携われることにロマンを感じます。いろんな人が協力的で、各分野のプロフェッショナルが揃っているところもDeNAの魅力のひとつじゃないでしょうか。

渡辺さん:中江さんと竹尾さんの強みは、横断的にデザイン領域に携われるところですよね。ふたりとも出自は違うけれど、グラフィックデザインのみならず、プロダクトデザインやアプリのUIデザインにも精通している。DeNAが提供するサービスやプロダクトってホントに多岐にわたるので、さまざまな領域の仕事にコミットしてくれるので頼もしい限り。

上田さん:柔軟に、デザインの概念を自ら拡張していける人だと、うちの会社で働くと楽しいと思いますね。渡辺さんが言うように、日々さまざまな事業が生まれ続けているので、各事業部と仕事していく過程でデザイナーとしてのノウハウも貯まるし、ビジネス視点でデザインを仕上げていく力も身につくと思いますよ。

 

プロジェクト例:

※ロボネコはヤマトホールディングス株式会社の登録商標です。

ーー逆に、DeNAだからこそ大変なところはありますか?

中江さん:ビジネス視点を持つことができないデザイナーだと、DeNAではたぶん厳しいと思います。単純におしゃれなグラフィックやイケてるWEBサイトのカンプを作りたいみたいな人だと、あまりワークしないかもしれません。評価はアウトプットがすべてなので、アウトプットする過程でマーケティング的な視点を組み込むことも求められます。

竹尾さん:例えば、ロゴの良さみたいなものって80点、90点といった風に、数値化できませんよね? でも、2つあったらどちらか一方がよりターゲット層に響くデザインであることも、事実あるはずです。最初、どうやってそういうものを評価するんだろうといった感じで戸惑った部分もあったけれど、ビジネスサイドの人と一緒にプロジェクトを進めていく中で、その感覚が養われていった気がします。例えばチラシ1つとっても、お問い合わせの書き方を変えただけで数字が伸びることがあって。ビジネスサイドの人たちはみな、ホントに研究熱心。自分のデザインを数値化してもらえることって、そうないですよね?

 

中江さん:細かい話かもしれないけど、こういう積み重ねで信頼感って深まっていきますよね。僕個人の話でいうと、あまり数字に強いほうではないんですが、普段の関心事としてビジネス系の話題はインプットするように心がけています。定例ミーティングで今進めている施策の数字やグラフを見ると、新鮮な気持ちになったり。日々学んでいます。

眞崎さん:補足すると、プロジェクトごとにKPI的なものがあって、それに対して「どうしたい?」みたいなコミュニケーションをよくしていて。デザイナー本人が数字を追ってプロジェクトのオーナーに提案し、GOがでたらPDCA(編集部注:Plan|計画→Do|実行→Check|評価→Action|改善 を繰り返し、業務を改善していく手法)を回すみたいな感じです。よりサービスに食い込みたい人は、自分主導でプロジェクトを進めていける社風だったりします。

渡辺さん:クリエイティブの力で新たなビジネスを切り開いていくことが、僕らのミッションでもあるので、やりたいことを実現できる環境は整っていると思います。DeNAには。

 

ーーデザイン戦略部の今後、また今回リクルートを実施するにあたり、一緒に働きたい人材についてお聞かせください。

上田さん:デザイン戦略部を設立し、今年で4年目を迎えました。現在、所属しているクリエイターは100人ほど。彼ら彼女たちを統括する立場としてまず感じるのは、当時と今を比べると、確実に僕らへのプレゼンスが社内で高まってきていることですね。デザインの価値を理解してくれるビジネスサイドの人たちも増えてきています。DeNAの事業はクリエイティブとビジネスがかけ合わさることで大きくスケールしていくので、いろいろな領域にコミットし、自分自身の可能性を広げていけるような人と一緒に働きたいですね。

眞崎さん:社会課題を解決する。DeNAでは、次の時代に向けた新しい取り組みが誕生している最中にあります。自動運転社会を見据えた新しい地域交通のあり方を検討する「無人運転サービス・AIを用いた地域交通課題解決プロジェクト」もそのひとつ。デザイン事務所や一般の会社ではなかなか取り組めないような領域に、デザイナーとして関わるチャンスがあるわけです。個人的にはこんな部分にもDeNAで働く面白さがありますね。

渡辺さん:世の中に爪痕を残したい人。こんな風に本気で思っている人と一緒に働きたいですね。スピード感をもって、それを実現できる環境が整っていますから。ここではまだ話せませんが、未来を見据えたプロジェクトも続々と立ち上がっていますよ。

上田さん:面接の時に必ず言うことがあって。それは「DeNAは何もしないと何も起きない」ということ。逆に何かしたい人、それを実行できる人だったら、絶対に面白くなります。僕らとともに“勝負にこだわる仕事”をしてみませんか?

PROFILE

株式会社ディー・エヌ・エー[DeNA Co.,Ltd.]

1999年創業。「世界を切り拓く永久ベンチャー」というビジョンを掲げ、幅広い事業領域を手がける。インターネットオークションからスタートし、ショッピングモールやモバイルオークション、モバイルSNS、ゲームと、時代を切り拓く新しい成長のエンジンを次々と生みだす。また、社会インフラ、カーシェアサービス、AIを利用したサービスなど、スピード感をもって多くの新規事業を創造中。2014年、デザイン戦略部を設立。

写真・池本史彦 編集/文・紺谷宏之

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